2023年6月20日 中日新聞朝刊より
 
 県議会の6月定例会が19日開会し、県は21億7,200万円の一般会計補正予算案など19議案を提出した。補正予算案には、育児休業の取得促進や、子どもが平日に休みを取って家族と過ごす「ラーケーション」導入の費用を盛り込んだ。
 育児休業の取得促進事業は男性従業員が通算14日以上、育児を休業を取得した場合に、中小企業などを対象に奨励金を給付する。低所得の世帯向けには、1歳6か月健診時と3歳児健診時にそれぞれ5万円を給付する。
 9月からのラーケーション導入では、保護者向けのリーフレット作成や配布物の準備などに対応するため、校務支援員を配置する。
 名古屋市天白区と豊田市にそれぞれ新設する特別支援学校の整備費や、老朽化した豊橋浄水場の再整備費なども盛り込んだ。
 大村秀章知事は提案理由の説明で、職種や勤務形態などによっては保護者が休みづらい現実があると指摘。「休み方改革の仲間づくりを強力に進め、愛知発の取組みを全国に広げていく。」と述べた。